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一般社団法人 産学技術協会

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蚊媒介感染症の無い街つくりMEC(Mosquito extinct city)


初めに

 新型コロナウイルスとの共生が余儀なくされた今、他の防げる感染症は予防対策を高め発生させないようにしなければなりません。特に新型コロナウイルスと予防の仕方が違う媒介生物が必要な感染症は媒介生物をコントロールする事で感染拡大を防げます。
 2014年東京都の代々木公園が拡散ポイントとなったデング熱の感染拡大は、当時大きなニュースに成りました。又2016年2月リオ・オリンピック直前に ジカウイルス感染症の国際的拡大とWHOから緊急事態宣言が出されましたが、何れも日本各地に生息するヒトスジシマカが媒介生物ですので、何時感染が拡散しても不思議ではありません。

状況確認

 特に東京都の23区は15年の蚊サーベイランスの結果を分析すると、観測点周辺では薬剤対応をしてきたにもかかわらず、ヒトスジシマカは10年前の5,561匹から10,234匹と約2倍に増加しています。理由としては産卵に適した雨水桝が数多くあり、産卵に必要な血液が得られ易く、産卵場所までが近い為天敵に遭い難い養殖場の様な環境が整っている為です。多摩区ではマラリアを媒介するハマダラカが2匹から11匹と5倍を超えた生息が確認されています。ハマダラカは環境汚染の少ない所に生息すると言われている事から多摩区の自然環境が改善しているとも言えます。

                             下記表クリックで拡大表示


ヒトスジシマカ媒介の感染症
ジカウイルス感染症、デング熱、チクングニア熱、ウエストナイル熱

ジカウイルス感染症の恐怖:
ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか、症状が軽いため気付き難いと言われています。しかし 他の感染症と違い妊婦が感染した場合、小頭症の発症が急増していると世界保健機関WHOが母子感染を認め、更に性行為により男性から女性へ感染した事例が報告されてます。
確認されれば、管轄の自治体のイメージダウンはもちろん、障害者及び家族の精神的、肉体的、金銭的負担の大きさは図り知れません。
当然大きな社会問題になることは間違いありません。


雨水桝が蚊の繁殖場所に不適切と成れば個体数は大幅に減ります。

東京都上野恩賜公園雨水桝                  
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